「うんち」をもっと見てみよう!
カラダの通信簿は「うんち」です
「うんち」こそ、最高の健康バロメーター
テレビや新聞、雑誌や書籍に至るまで、今、どこを見渡しても健康情報や理論を説いたモノがあふれる超健康ブームです。健康不安が蔓延する世の中では仕方のないことかもしれませんが、本当にさまざまなものがあり、困惑してしまいます。しかも真逆のものさえ存在し、本当にカオスな情報過多社会ですよね。
いろんな健康法や美容法、ダイエット法、食事療法などがある中で、どれが良いのか、何が自分に合っているのか、わからなくなっている人も多いことでしょう。
そこで、自分が行っていることは健康のためになっているのか、自分の健康状態はどうなのか、サクッと正確に判断できる理論をお伝えします。
それは「最終結論は“うんち”が決める!」ということです。
私たちはヒトという動物です。食べたものがキレイに消化・吸収・代謝・排泄されてはじめて健康体を保つことができます。あれこれ健康法やダイエット法をやった結果も、よいうんちが出ているかどうか。これが健康の通信簿になります。
よいうんちが出れば、その食生活やライフスタイルは正解ということになり、出なければ不正解ということ。至極カンタンな判断方法なのです。つまり、うんちは健康状態を知らせるカラダからの“お便り”なのです。ちなみにうんちは「便」と書きますからピッタリですね♪
「よいうんち」の人は太りにくい
毎回、うんちの状態(色・形状・臭い)を必ずチェックしましょう。うんちの状態をチェックすれば、健康状態も把握できますし、日々の食事を見直すことも簡単にできるようになります。
よいうんち=腸内環境が良好=免疫力が高い・代謝がいい・良い栄養素が体中を巡っている…ということになります。つまり、代謝がいいから「太りにくい体」になるし「美肌」にも「健康体」にも繋がっていくわけです。
「よいうんち」とはどんなうんち?
『よいうんち』の条件は3つ。
- 切れない一本糞
- 濃いめの黄色
- 臭くない、むしろ香ばしいかおり
形状は、バナナのような一本糞か、とぐろを巻いたような半練り状態が理想です。また、腸内の善玉菌が優勢の場合は、においも臭くなく色も濃いめの黄色から黄土色です。この場合、免疫力が高くて体調は良好、お肌もツヤツヤしています。
その反対で、肉などの動物性食品を食べる割合が多くなると、黒くて臭いのきつい悪いうんちになります。赤褐色から黒褐色で臭いうんちは、腸内に悪玉菌が増えて腐敗しえいる状態。免疫力が低く、不調や肌荒れが起きやすくなります。
カチカチ状コロコロ状のうんちは、食物繊維が不足しているため玄米や野菜の量が足りないことが考えられますし、泥状や水状のうんちは、冷たいものや甘いものの食べ過ぎ、食あたりなどによる消化不良が考えられます。
ちなみに、主食を抜く糖質制限をして、よいうんちは絶対でませんよ!
「うんち」状態チェックを日課にしよう!
例えば、焼肉をたらふく食べた次の日、うんちは黒くて臭くないですか? 冷たいものを食べ過ぎたとき、下痢状のうんちになっていませんか? 野菜を全然食べていなければ、固いコロコロうんちが出ますよね?
健康状態とうんちには密接な相関関係があるのがわかってもらえたと思います。つまり毎日うんちをチェックすれば、食生活や健康状態を振り返り、健康管理することができるんです。
健康ブームに乗ってとにかくいろいろな情報が飛び交っていますが、その健康法や理論があっているかどうか、うんちが全てを教えてくれます。正反対の健康法で議論バトルをする机上の空論よりも、うんちを見せ合ってジャッジする方が一番早いと思います。「論より証拠」=「論よりうんち」ですね。