【二十四節気の一汁】小寒の一汁「カリフラワーと油揚げのみそ汁」
カレンダーで時おり見かける、立春や冬至といった季節の変わり目。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれ、太陽の動きをもとに、春夏秋冬をさらに6分割した期間です。
その時期ごとに食べると縁起がいいものや、季節の変わり目にとりたい食材のヒントが隠れていたり。この連載では、寝かせ玄米によく合う一汁を、二十四節気の移り変わりとともにご紹介していきます。
■TOPICS
・小寒(しょうかん)
・小寒の過ごしかた
・小寒に旬をむかえる食材
・小寒の一汁レシピ「カリフラワーと油揚げのみそ汁」
小寒(しょうかん)
気分も新たに、新年を迎えました。
年末年始ゆっくり過ごされた方も、連休をアクティブに過ごされた方も、お正月休みを堪能できたでしょうか。
年末から一段と冷え込んでいますが、まもなく本格的に寒さが深まる「小寒」の節気がやってきます。
2019年の小寒は1月6日から1月19日までの期間にあたります。
小寒の過ごしかた
小寒の始まる日は寒の入りとも言われ、寒さが厳しくなる時期の始まりのこと。
正月休みが明けて学校や仕事が始まり、疲れがたまりやすいので体調管理にも気をかけたい時期です。
1月7日には、無病息災を祈って春の七草を使った七草粥を食べる慣習があり、正月のハレの食事で疲れた胃を休めます。
寒い時期に芽を出す、生命力溢れる春野菜には体にいい成分が豊富です。
疲労回復や免疫力を高めるビタミン、特有の苦味にはデトックスを担う肝臓の機能をサポートする成分が含まれます。
小寒に旬をむかえる食材
カリフラワーは季節を変えて栽培されて一年中手に入りますが、最も収穫量が多くなるのは11月〜3月の寒い期間。
カリフラワー は熱によって壊れにくいビタミンCを豊富に含むという特徴があり、風邪を引きやすい小寒の時期におすすめの食材です。
白色なので無色の野菜と思われがちですが、カリフラワーには白い色素であるフラボノイドが含まれており、緑黄色野菜と同じく抗酸化作用も期待できます。
カリフラワーは消化もしやすく、年末年始の食べ過ぎたで疲れた胃にやさしい野菜です。
おいしさも栄養価も高まる冬の季節に、ぜひカリフラワーのおいしさを味わってみてください。
小寒の一汁レシピ「カリフラワーと油揚げのみそ汁」
カリフラワーの優しい甘さにほっこり。油揚げとしいたけを合わせて具沢山に、食べ応えのあるみそ汁です。
材料(2人分)
作り方
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01カリフラワーは小房に分け、しいたけは石づきを切り落として4等分に切る。
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02油揚げは熱湯でゆがくか、熱湯をかけて油抜きをし、短冊切りにする。
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03小鍋にだし汁を入れて中火にかけ、カリフラワー、しいたけ、油揚げを入れる。
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04カリフラワーが柔らかくなったら、みそを溶き入れ、沸騰する直前で火を止めて完成。
健康な体で新年のスタートを
みなさんは新年の抱負は掲げましたか?今年始めたいことや成し遂げたいことなど、心機一転で新しい一年がスタートしますね。健康第一と言いますが、何をするにも健康な体と心が基盤です。寝かせ玄米と季節の食材で体調をととのえて、小寒の厳しい寒さを乗り越えましょう。
次回の節気は、一年で最も寒さの厳しい「大寒」です。お楽しみに!