新年を迎える準備! お家にあるもので年末の大掃除特集
年の瀬と言えば大掃除!
これをしないと気持ちよく新年を迎えられませんよね。
年末の恒例行事ですが、この風習は日本独特のもののようです。
今回は、日本人が年末に大掃除をする意味と、お家にあるものでできる簡単&体にも優しいキレイ技をご紹介します。
■TOPICS
年末に大掃除するのはなぜ?
現在の大掃除は、元々”煤払い(すすはらい)”という神聖な行事でした。これは、”歳神様*(としがみさま)”を家に迎えるため、家の中を清める行事です。
この行事は平安時代頃から始まりましたが、徐々に宗教的な意味は失われていき、「年末の大掃除」という習慣となりました。年末に大掃除をするのは神様をお迎えする準備だったんですね。
現在「大掃除の日」と制定されている12月13日は、旧暦では婚礼以外は何をするにも吉日とされる「鬼宿日」だったことから、年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされていました。神社やお寺では今でも、毎年12月13日に神事として煤払いが行われています。京都の東・西本願寺の「お煤払い」はニュースでもよく取り上げられていますね。一列に並んで畳を叩き、大きなうちわでほこりを払う光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
また、昔から年末には断捨離をする風習もありました。『99年使った道具には魂が宿り、”付喪神(つくもがみ)”になる』と信じられており、この付喪神は人に悪さをするといわれていて、付喪神化を防ぐために古い道具を捨てていたそうです。
* 歳神様とは、元旦に各家々にやってきて幸せを授けてくれる神様のことで、お正月はこの歳神様をお迎えしてお祝いするための行事です。
お家にあるものでできるキレイ技
いわれを知ると丁寧な気持ちでお掃除したくなりますね。
溜まった汚れを強力な洗剤で落とすのは簡単なのですが、小さなお子さんやペットがいるご家庭ではあまり使用したくないところ。お家にあるもの&体に害の少ないものでお家をきれいにする方法をご紹介します。
■くもった窓ガラスは新聞紙でクリアに!
新聞紙のインクにはツヤだし効果があるので、窓ガラスなどガラスを拭くのに向いています。また、濡らすことで汚れを吸着してくれるという効果もあります。
窓ガラスを拭く際は、新聞紙をクシャクシャにして柔らかくし、新聞紙がしっとりする程度湿らせてから使いましょう。新聞紙で拭いた後の水滴が気になる場合は、乾いたタオルなどで乾拭きして仕上げましょう。
■木製家具は米ぬか袋でお手入れ!
米ぬかには美容にも有効とされるオイル成分が含まれており、これがワックス効果をもたらします。木目が甦って、思わず触りたくなる、ツヤ&滑らかさに仕上がります。
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■鍋の油汚れやサビは重曹でスルン!
重曹を溶かしたお湯につけてから拭きとるとスルンと汚れを除去できます。軽い汚れなら、重曹を水に溶かしてペースト状にしたものを塗り、布巾やブラシで拭くだけでも効果があります。
■頑固な水垢汚れはレモンでスッキリ!
レモンには、ガラス磨き、臭い消し、油汚れの掃除など、食べるだけではない使い方があります。
放っておくとなかなか取れなくなってしまう、水垢や歯磨き粉の跳ね飛びなどは輪切りにしたレモンをゴシゴシ。汚れが落ちたら、鏡についたレモンの果汁を水で流すか、もしくは濡れ布巾と乾拭きで拭き上げると鏡の透明感UP!
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2018年も残り僅かとなりました、家を綺麗にして気持ちよく新年を迎えましょう!