「酉の市」へ行こう!初めての熊手購入虎の巻。
全国各地の大鷲神社で毎年11月に行われる「酉の市」。
みなさんはもうお出かけになりましたか?
ずらっと建ち並んだ縁起物の熊手を売るお店からは「商売繁盛」のかけ声、夜には、圧倒されるほどたくさんの提灯が灯り、それだけでも十分見応えのあるにぎやかなお祭りです。
一の酉と二の酉は終わってしまいましたが、三の酉は今週末の11月25日(日)。まだ足を運んだことがない方もまだ間に合います!
今回は、「酉の市」未体験の方のための虎の巻をお届けします。
■TOPICS
「酉の市」とは?
「酉の市」は、現在の東京都足立区花畑の大鷲神社で江戸時代に始まりました。
由来は諸説あるようですが、当初は、生きた鶏を神社に奉納する形で、祭事を行っていたようです。
現在の「酉の市」で定番となっている熊手は、もともと農具として売っていたものを、江戸の商売人が「熊手は運をかっ込む」、「福を掃き込む」と、縁起物としても広めていきました。それに伴って、七福神や松竹梅などの縁起物の飾りを施した熊手が生まれました。
縁起物の熊手を買いに行こう!
さて、由来をお勉強したところで、二の酉(今年は11月13日(火)でした)に実際に浅草の鷲神社へ熊手を買いに行ってきました!
毎年酉の市の日には、鳥居の南北に参拝者の大行列ができます。時間帯によっては鳥居まで1時間以上並ぶこともあるそうですから、防寒対策などはしっかりして行くことをおすすめします。
また、昨年の古い熊手を納めたい場合は、最初から行列には並ばず、鳥居近くに納め所がありますので、先に納めておくのがよいでしょう。混雑の中、行列を途中で抜けて納めに行くのは一苦労ですし、行列に戻れない可能性もあります。
この日は、40分程度並んで境内へ入ることができました。
まずは参拝してご利益を授かり、その後、熊手を求めて結わえるが毎年購入している熊手屋さんを目指します。
豪華絢爛なものから、個人でも購入しやすい可愛らしいものまで大小は様々。熊手についた名札には企業や著名人の名前も。
個性豊かに飾られた熊手を見ながら歩くだけでも、とても楽しいのが酉の市です。
初めての熊手購入虎の巻
たくさんの人をかき分け、お目当の熊手屋さんで熊手を購入します!
それでは、購入する際に知っておくと”粋”なポイントをお伝えします。
・初めての熊手は、小さめサイズを選ぶのが吉
縁起物の熊手は、年々サイズを大きいものへ買い換えていくのが習わしなので、始めは小さめのものを購入するのが良いでしょう。前年よりも大きなものを購入するのが難しい場合は、前年と同じくらいのものでも良いそうです。
自宅用なら、10,000円程度のものから始めるのが良いでしょう。大きすぎるという場合は、1,000円程度から購入できる豆熊手というものも販売されています。
・お釣りはご祝儀として置いてくるのが粋
熊手には値札が付いていないので、気に入った熊手を見つけたら、熊手屋さんに金額を聞いてみましょう。
酉の市では、「値切り合戦」が楽しまれており、お客さんが値切り合戦に勝てば、縁起が良いとされています。
また、お釣りはご祝儀としてお店に置いてくるのが粋とされています。例えば、5,000円の熊手を3,000円に値切ることができたら、値引額の2,000円はご祝儀としてお店に置いてくるのです。
値切り交渉がためらわれる方は、希望の予算を伝えれば、予算に合うものを選んでくれるのでご安心を。
・酉の市名物の手締め
酉の市に行くと四方八方から聞こえてくる、家内安全・商売繁盛の手締め。これは、だいたいのお店で10,000円以上の熊手を購入すると、あの威勢の良いかけ声を熊手屋さんがかけてくれるそうです。毎年購入してくれる常連さんにも、金額に関わらず手締めをしているというお店もあるようですね。
購入した熊手は、出来るだけ高く持って持ち帰りましょう。”上に、上に”運気が上がるようにという意味があります。
ここまで知っていれば、熊手購入の準備はバッチリです!
防寒対策をして、ぜひ一度足を運んでみてください!
今年、結わえるではこのような熊手を購入しました。
来年もたくさんのみなさまに、美味しくてもちもちの寝かせ玄米をお届けできるよう、社員一同精進いたします!