群言堂日記-13あしらいのある暮らし
阿部家ではいたるところに自然の野の花や、季節の野菜やくだものを飾っています。
わざわざ生花を買いに行かなくても、野に咲く花や草を暮らしに取り入れる豊かさ。そんな暮らしをしていると、自然と、どんな花が咲いているのかを楽しみに町を歩くようになりました。
お花を生けるのは料理人の拓さんの仕事。料理人としての美的センスも大切にしてほしいと登美さんから任せられているそう。
良い枝ぶりの植物を発見すると、岩に登ってでもゲットします!
中にはのどかな田舎だけでなく、都会でも空き地や河原に行けばよく目にする植物も。豊かな暮らしは、そんな些細なことに気づける心の余裕を持つことからでもはじめられるのかもしれません。