特別栽培米って何が良いの?有機栽培米との違いって?
おいしい安全なお米はどう選んだら良い?
新米の季節、近所のスーパーやYUWAERUオンラインでもおいしい新米が登場。
せっかくなら美味しくて、体にもやさしいごはんを選びたい。
特別栽培米や有機栽培米、無農薬・減農薬など、一体どのお米が良いの?
今回はお米を選ぶ際に目にする「特別栽培米」「有機栽培米」を解説していきます。
■TOPICS
・特別栽培米とは?
∟1.安心と品質
∟2.環境への配慮
∟3.地域農業へのサポート
・有機JAS栽培米との違いは?
∟1.無農薬と無化学肥料
∟2.環境への貢献
∟3.持続可能な土壌へ
・特別栽培米の選び方
・YUWAERUの特別栽培米
特別栽培米とは?
なんとなく安心安全なイメージのある、特別栽培米。
特別栽培米はなにが良いのでしょうか?
特別栽培米とは?
特別栽培米は、農林水産省が策定した「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に沿って栽培されたお米のこと。
その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培されたお米のこと。
特別栽培米を選ぶメリットは3つあります。
1.安心と品質
2.環境への配慮
3.持続可能な土壌へ
1.安心と品質
特別栽培米は通常のお米の栽培よりも、生産者さんの手間暇によって生育の際に農薬や化学肥料の使用を抑えるため、お米になった時の残留物や汚染物質のリスクが低減します。
これにより、私たち消費者は安全で健康的なお米を口にすることができるのです。
また、玄米食をしている人で農薬を気にする方も多くいらっしゃいますが、普段から玄米を食べる方にはおすすめです。
2.環境への配慮
特別栽培米は通常、環境への負荷を減らす生産方法を採用しています。
農薬や化学肥料の使用を最小限に抑え、土壌の健康を保ちながら育てられます。
これにより、土壌や水資源への影響が軽減され、生態系に対する負担が減少し環境にやさしい栽培といえます。
栄養豊富な良い土と雑草が育つ豊かな田んぼで育てられた稲はより力強いお米になります。
3.地域農業へのサポート
特別栽培米の生産は、地域の農家さんやその地域の消費者にもポジティブな影響があります。
特別栽培米を作っている農家さん減農薬・減化学肥料によって質の良いお米が生産できますが、そのお米の価値がその地域や都道府県で認識されることで、地域経済の活性化につながるといえます。
また、身近な消費者が特別栽培米を選ぶことで、子供の食育や地元農業の応援「地産地消」に繋がりますね。
有機JAS栽培米との違いは?
有機JAS栽培玄米とは有機栽培の認証を受けたお米のことです。
有機JAS栽培米は3年以上、化学肥料、農薬を一切使用しない田んぼから収穫されたお米のことを言います。
農産物の有機JAS規格とは
(1) 農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力(きのこ類の生産にあっては農林産物に由来する生産力、スプラウト類の生産にあっては種子に由来する生産力を含む。)を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産すること。
(2) 採取場(自生している農産物を採取する場所をいう。)において、採取場の生態系の維持に支障を生じない方法により採取すること。
通常のお米や特別栽培米よりもさらに栽培に手間暇かかるため、その価格は決して安価ではないですが、その分大きなメリットも。
有機栽培米を選ぶメリットは3つあります。
1.無農薬と無化学肥料
2.環境への貢献
3.持続可能な土壌へ
1.無農薬と無化学肥料
有機栽培米は農薬や合成化学肥料の使用に制限があるため、特別栽培米同様、農産物に残留する農薬や化学物質のリスクが低減し、消費者にとってより安全な食品となります。
無農薬と無化学肥料が特徴なので特別栽培米よりもさらに自然に近い方法で育てられたお米になります。
2.環境への貢献
有機栽培は環境への負担を軽減します。
有機農法は農薬と化学肥料を一切使用しないことで土壌の健康を保ち、バイオダイバーシティ(生物多様性)を促進し、水質汚染のリスクを低減させます。
3.持続可能な土壌へ
農薬と化学肥料に頼らない土壌づくりで、土壌そのものの自然の力をひきだします。
そうすることで土壌中の有機物質の量が増加し、それを餌に微生物が活発になり、土壌がより健康で肥沃に。
長期的な持続可能な農業に貢献します。
特別栽培米の選び方
特別栽培米は安心安全なお米を毎日食べたい方におすすめ。
毎日消費するお米、価格も気になるところですが有機栽培米よりも安価で購入できるのでお財布にもやさしい。
また、お子様のいるご家庭では特別栽培をきっかけに日本の農業のことや食育の話題へ興味関心が持てるかも。
特別栽培米の見つけ方は簡単。
生米を購入する際に、パッケージをみてみてください。
特別栽培米には「特別栽培米」と書かれていることが多いため一目瞭然です。
また、スーパーであればポップなどの紹介文、ネット購入であれば商品ページに生産者さんの説明などがあったりします。
1年を通してお米の栽培に全力を注ぐ農家さんを身近に感じられますし、推しができるかもしれませんね。
YUWAERUの特別栽培米
YUWAERUの玄米は茨城県稲敷市の契約農家「農事組合法人東町自然有機農法」さんが栽培した特別栽培米。
除草剤一回のみ、残留農薬基準値以下、放射能検査済みのお米。
水田環境を守り、美味しいお米を作り続けられる豊かな土や水を次世代につなぐため、「持続可能なお米作り」に取り組んでいます。
環境への負担をできるだけ抑え、自然の力を最大限に生かした栽培方法。
米作りの礎である土壌作りからこだわっており、米ぬかや藁などの有機質を土に散布することで、微生物の栄養になり繁殖しやすくなります。
微生物が繁殖した土は柔らかい層になるため、雑草が生えにくくなり、除草剤や化学肥料を使わずに育てることができます。
通常のごつごつ・ざらざらの田んぼの土よりも、細かな粒子の“とろとろの土”になりで田植えの肌ざわりも気持ちよく、より自然のままに。
茨城県産 特別栽培玄米3種「結わえるブレンド」
除草剤は最初の1回のみ。結わえるの契約農家さんが愛情込めて育てています。お家で寝かせ玄米を炊きたい!という方に一番おすすめなお米です。
茨城県産 特別栽培玄米「しらさぎミルキークイーン」
除草剤は最初の1回のみ。結わえるの契約農家さんが愛情込めて育てています。圧力鍋はないけど、なるべくもちもちに炊きたい!という方におすすめです。
茨城県産 特別栽培玄米「こしひかり」
茨城県・稲敷市で作った特別栽培米です。もっちりとした食感と甘みが特徴の「こしひかり」。炊き上がりはもちろん、冷めても美味しいお米です。
除草剤は最初の1回のみ。結わえるの契約農家さんが愛情込めて育てています。甘みが強い玄米を食べたい方におすすめです。
茨城県産 特別栽培玄米「あきたこまち」
茨城県・稲敷市で作った特別栽培米です。和食に合うあっさりとした味が特徴の「あきたこまち」。他の玄米に比べて水分が多く、しっとりした味わいです。
除草剤は最初の1回のみ。結わえるの契約農家さんが愛情込めて育てています。普段は和食が多く、玄米をあっさり食べたい方におすすめです。
2022年度のミルキークイーン収穫の様子
玄米を食べることが少ない農家の人たち。大野さんが玄米を食べ始めたのはどうして?
田植えから稲刈り、YUWAERUスタッフが体験したのは稲作のほんの一部で実際には毎日田んぼに向かい、さまざまな作業を行い、たくさん体力もいる仕事。
改めて、お米を作ってくれる人への感謝と尊敬の念を感じた1日でした。
特別栽培米で作ったごはんパック
YUWAERU寝かせ玄米ごはんパック
玄米は白米に比べて栄養素豊富な「パーフェクトフード」
ですが、パサパサして美味しくない・炊くのが大変そう、そんなイメージが強く、玄米を日常的に食べるのは難しい、という方も多いです。
そこでYUWAERUが作ったのが、茨城県稲敷市産の特別栽培米で作ったもっちもちで美味しくて、電子レンジで2分温めるだけで簡単に食べられる「寝かせ玄米ごはんパック」
レトルトパックになっているので、時間がない時や出張中、家族は食べないけど自分だけ食べたい、そんな時などに便利です。