群言堂日記-09休日に壁塗りのお手伝いへ
1ヶ月のインターン生活の間には、お休みの日が何日かあります。
ある休日、阿部家の見習い女将のみずさんと、あまねちゃんと3人で壁塗りのお手伝いをしに鳥取の米子の丸瀬さんの仕事場までやってきました!
「自然栽培」でお米やごま、野菜を栽培している農家の丸瀬さんは以前阿部家にお泊まりいただいたお客様で、いまでもみずさんと交友関係が続いているのだそう。
牛舎だった建物を新たに活用するために手作業で少しずつ、改築を進めているそうです。
壁塗りに使う土は、新しいものを買ってしまうこともできるのですが、古い壁材から選り分けたものにさまざまな細かさの藁を混ぜ込んだ手作りのものを使用します。
少し前に土を塗って乾いた部分。さらにこの上に土や漆喰を塗り重ねるそうですが、このままでも味わいがあってかっこいい!うねうねした縄も、土をくっつきやすくするためのものですが、そのまま残せばいいのにというかっこよさ!
真剣な表情で壁を塗るみずさん。
連日の仕事も中々ハードなのにさらに休日に壁塗りをしてもう腕はパンパン…ですが、塗り終わるとなんとも言えない達成感が!
壁塗りのあとには、丸瀬さんの奥さんでお菓子づくりを仕事にしているゆかりさん手作りのお菓子をいただきました!さっくりと自然な甘さがおいしい、ごまとさつまいものビスケ。豆乳ホイップもさっぱりしておいしい。(器もまたシャレオツ!)
丸瀬さんの農業は、無農薬はもちろん、肥料も与えずに本当に「自然」な状況で作物を育てるやり方なんだとか。自分ではコントロールできない自然の中で、「見守る」農業を続ける丸瀬さんは、人と人とのご縁も自然に任せて大切にしているそう。
牛舎の修繕も無理に進めず、できるペースで自然に。そんな一貫した生き方や働き方をできる方との出会いは私にとってもとても印象深く、ありがたいものです。
建物が完成したらまた来たいな・・・さまざまなご縁に感謝です。