【前編】大人気!「寝かせ玄米」の炊き方教室に行ってみた。@ベターホーム池袋教室
もちもちで美味しいと話題の結わえるの「寝かせ玄米」。
店舗で食べられたり、テイクアウトができるだけでなくごはんパックなどの商品も販売しています。
蔵前にある「結わえる本店」で毎月炊き方教室をしていますが、すぐに満員になってしまってなかなか予約が取れないほどの人気ぶりです。
そこで、2月から日本各地に教室を構える「ベターホーム」のお料理教室で出張炊き方教室を開催することになりました!
寝かせ玄米とは
普段中々外食で出くわすことのない玄米ですが、たまにオーガニック的なおしゃれな店に行くと選べたりもしますよね。
ただ、体にいいのはわかるけどパサパサモソモソしてて、毎日食べるのはちょっとな…というのが正直なところ。
「マクロビ的な人がストイックに食べてるもの」感が拭えいない玄米ですが、そんな中で「純粋にもっちもちで美味しい!」と人気になっているのが寝かせ玄米です!
今、おしゃれな街として話題になっている蔵前にある「結わえる本店」や、渋谷のヒカリエ、池袋のWACCAに展開している「いろは」でも食べられます。
「玄米が体にいいことはわかっていても、続けられなければ意味がない!」ということで、「結わえる」が独自開発した炊き方を教えてくれるのが「寝かせ玄米炊き方教室」です。
「「炊き方」なんて、そんな企業秘密っぽいことを教えてしまっていいの!?」
という気もしますが、お店に行かなければ食べられないのではなくて、炊き方を覚えてしまえば好きな時に食べられるのは嬉しい!
会場となったお料理教室、ベターホームとは?
寝かせ玄米の話の前に、会場のベターホームもはじめて伺ったので触れておこうと思います。
ベターホームは都内だけでなく、日本各地で展開しているお料理教室です。
和食の伝承や家庭料理の味を大切にしていて、“すぐに役立ち、一生使える料理の基本”を教えてくれるお料理教室です。
よく考えたら、料理の基本的なことを学ぶ機会は、こどもの頃の家庭科の授業くらいで、大人になると「わたし料理できないから」と諦めていたり、逆に分かった気になっていたり、いまさら聞けなかったりしますよね…
また、フォトジェニックなパーティー料理にばかり目がいってしまいますが、日々の食卓に役立つ料理の基本をしっかり学べば、まさに一生モノに。さらには、男性だけのコースもあるそうです!
寝かせ玄米の炊き方講座
会場は、池袋駅から徒歩3分程度の場所にあるベターホーム池袋教室。
広々とした教室内にはすでにたくさんの参加者の方いて、中にはご夫婦で参加されている方も。
まずは講師のデモンストレーションから。
配布されたテキストに沿って、寝かせ玄米の炊き方を教わります。
玄米を炊く!
まずは泡立て器をつかって玄米をガシャガシャと研いでいきます。
汚れを落とすことと、表面に傷をつけて浸水しやすくするためなのだとか。
泡立て器がない場合は手でこすり合わせるようにしてもいいそう。
研いだ玄米を1時間浸水させたら、今度は分量を量った水を加えて鍋にセットします。
このとき、手でお米が流れないように押さえながら鍋を傾けて水を切りがちですが、そうすると実は100ml近くも水が残ってしまうので、ザルでしっかりと水を切るのがポイントだそう。
入れるのは研いだ玄米、分量の水、そして天然塩。
塩を入れることで、玄米の苦味を抑えることができるそうです。
さらにお酒を入れることで旨味アップもできるのだとか。
玄米を炊くのには、結わえるがオススメしている、内鍋と外鍋が分かれているタイプの「ヘイワ」というメーカーの圧力鍋を使います。この圧力鍋が一番「もっちもち」に炊き上がるのだとか!
外鍋用に水を入れ、内鍋に先ほどの材料を入れたら準備は完了です。
付属の重りをセットし、火加減を確認したら、このまま1時間炊くだけ!
しかもこの鍋、センサー付きのコンロなら、炊き上がるころに勝手に火が止まるそう。
1時間浸水させて、1時間炊いて、1時間蒸らす。
なんと、これだけであのもっちもちの玄米が炊き上がるとは!
「圧力鍋で炊くのか〜ちょっと面倒かも?」
と一瞬思いましたが、難しいことは何もなくてとても簡単!
玄米を寝かせる!
こうして炊き上がった玄米は、炊きたてでももちもちで美味しいそうですが、寝かせることでさらに旨味がアップするそうです!
よく、
「寝かせることでもちもちになる?」
「寝かせると栄養がアップする?」
と質問されるそうですが、それは違うそう。
あくまで、
圧力鍋で炊く=もちもちに炊き上がる
寝かせる=旨味がさらに増す
ということなのだとか。
「健康だけどまずいものを無理やり食べる」のではなく、「健康な上に美味しいものを楽しく毎日続けられる」ことが結わえるが寝かせ玄米をオススメする理由だそうです。
しかも、先ほどの「ヘイワ」の圧力鍋はマックスで1升も炊けるらしく、保温は1週間くらいいけるそうなので、一人暮らしなら週一でまとめて炊けば余裕で暮らせてしまいます。
流行りもののスーパーフードは毎日食べたら飽きますが、玄米は何と言っても主食。
美味しい上に白米よりむしろ楽なら簡単に続けられそうです!
食生活の変化と、本当の健康について
炊き方を教わった後は、テキストを見ながら「そもそも何で玄米がいいのか」、健康についてより深く教えてもらえます。
「玄米を食べるとどうなるかというと、便通がよくなったり、肌ツヤがよくなったり、体重が落ちて適正体重になったりします。皆さんが気にする「体重」に関してはBMI指数という「太っているか痩せているか」の指標もありますが、それはあくまで身長・体重から割り出したものなので、「健康かどうか」を知ることはできません。まずは「本当の健康とは何か?」事実を知る必要があるのです。」
玄米に含まれる栄養成分や健康・美容効果を詳しく聞ける…のかと思いきや、かなり根本的なところからお話がはじまりました。
「テキストの中のグラフを見てもらうと分かる通り、いまの人の1日のカロリー摂取量は、ダイエットブームのせいもあって、なんと戦後とほぼ変わらない状況なのです!…それなのに肥満はどんどん増えている…これが意味することは何かわかりますか?」
カロリーを摂っていないのに太る?
確かに、普段食べたいものを我慢している割に、中々痩せないですが…
参加されている他のお客さんの頭の上にも「?」マークが浮かびます。
「つまり、「カロリーは痩せるか太るかに関係ない」ということです。」
「ダイエットといったらカロリー制限」というのが、揺るぎない事実で常識だと思って生きてきたわたし(たぶんほとんどの人)にとっては、1ページ目からかなり衝撃的な内容です…!
「カロリー摂取量が減ったにも関わらず肥満が減らず、むしろ生活習慣病が増す一方。そんな日本人の食生活は「米の消費量は半分に」そして「肉の消費量が5倍に増えた」という事実もあります。つまり、「カロリーの内容」が変わった。実はこのことが健康になれない原因となっています。」
・カロリーを減らしても痩せない?
・カロリーではなく食事の内容がダイエットに影響している?
「美味しいもちもちの玄米」に釣られて参加した炊き方教室で知ったまさかの事実。
後編ではその真実について詳しく書いていきたいと思います!
【後編】今話題のもっちもちの玄米「寝かせ玄米」の炊き方教室に行ってみた。@ベターホーム池袋教室