【後編】大人気!「寝かせ玄米」の炊き方教室に行ってみた。@ベターホーム池袋教室
いつも人気ですぐに予約がいっぱいになってしまう、結わえるの寝かせ玄米炊き方教室!
ベターホームの炊き方教室での出張開催に参加しました!
【前編】はこちら!
http://the-patina-style.jp/3470.html
玄米をもちもちに炊き上げるためのポイントを聞きながらのデモンストレーションを見た後、玄米が炊き上がるのを待ちながら、「本当の健康とはなにか?」のレクチャーがはじまりました。
戦後の日本人の「カロリー摂取量」「肥満人口」を比較して分かったことは…
・カロリーを減らしても痩せない
・カロリーではなく食事の内容が影響している
ということ。
「美味しいもちもちの玄米」に釣られて参加した炊き方教室で知ったまさかの事実です。
先生は、
「今、多くの方が「炭水化物は太る」「糖質制限をしないと」と必死にダイエットしていますが、本当にすべて炭水化物のせいなら、今の人はみんな痩せて健康になっているはず。でも実際はどうでしょう?肥満や病気はどんどん増えていますよね?さらに、今や日本人の2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっていると言われています。」
2人に1人…
「痩せたい!」「肌がきれいになりたい!」くらいの気持ちで参加しましたが、この数字は他人事ではないというか、こんな確率なら「病気にならない方がラッキー」なくらいなのでは…と急に怖くなってきました。
「よく、「うちは癌家系だから」なんて言いますが、家族から受け継ぐ「健康を左右する要素」としては「食生活」もとても大きな要素です。」
確かに、家族の好みによって食卓に乗るメニューってさまざまですよね。
男兄弟ばっかりで肉好き、揚げ物好きで毎晩奪い合うように食べる!なんて家もあれば、健康志向なお母さんの影響で野菜が多い家も。
「日本人の食生活が大きく変わったのは戦後。食の欧米化が進んだことで肉の消費量は5倍に、そして米の摂取量は半分になりました。現在、戦後とほぼ同じカロリー摂取量なのに肥満や病気が増えている原因はここにあります。」
「つまり、米を減らして肉を多く摂ることが肥満や不健康の原因ということです。」
肉食べすぎ、米食べなさすぎ?本当に健康な食のバランスとは?
いまは糖質制限がブームになっていますし、高タンパクな食事はむしろ良いと言われ、炭水化物は「悪者」だと信じてきましたが、急に全て真逆と言われても、目から鱗というか、なかなか信じがたい気も…
「人間が穀物を主食ににしなければならないことは、じつは「歯」の構造からもわかります。」
ページをめくると、学校で習ったような歯のイラストが。
人間も動物も、それぞれ環境に合わせて体を進化させてきましたが、「歯」も食べるものに適した形になっているそう。
ライオンは鋭く尖った「犬歯」ばかり。
肉を食べないシマウマには「犬歯」が一本もないですよね?
一方人間の場合はというと…
臼歯6:門歯3:犬歯1
という割合になっています。それがそのまま体に適した食事の割合になる。つまり「穀物6:野菜3:肉1」というのが、人間が一番健康にすごせる食事の割合になるのです。」
これは分かりやすい!
半分以上が穀物をすりつぶすための「臼歯」になっているなら、食事の割合もそれに応じた内容になるべきというのは納得感があります。
「食事の半分以上をお米にするという「割合」そして、重要なのが「質」です。」
「質」というのはビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれているかどうか。
このビタミン・ミネラル・食物繊維のことを「副栄養素」と言いますが、これが食べたものを「代謝」するのに欠かせないのだそう。
どんなにカロリーが低くても、この「副栄養素」が少ないと代謝できずにからだに蓄積されていってしまう…
つまり、太らない、健康なからだになるためには、「カロリーを摂らない」のではなく、「脂肪や老廃物を代謝して溜めない」ことが重要なのです。
玄米が身体によい一番の理由は実はこの「副栄養素」がカギとなっています。
玄米の糠(ぬか)が代謝を上げる!?
代謝を上げるというと、辛いものをたくさん食べたり、激しい運動をするイメージがありますが、実は食事において重要なのは「副栄養素」が豊富に含まれているかどうか。
白米のように糠(ぬか)や胚芽を精米して削ぎ落とさずに、そのまま食べるのが玄米ですが、まさにこの糠と胚芽にビタミン・ミネラル・食物繊維がたんまりと入っているのだそう!
だから、玄米を食べると
・きれいに痩せる
・肌がきれいになる
・便秘が改善される
といった効果があわられるのです。
しかもあんなに小さな米粒から糠を削ぐか削がないかの違いなのに、その栄養素の違いは比べものにならないと言います。
白米と比べてビタミン・ミネラルは数倍から数十倍、食物繊維は6倍も含まれています!
その威力はなんと野菜のおかずを何品も作らなくても、玄米ごはん+具沢山お味噌汁だけで十分な栄養素がまかなえてしまう程だそうです。
逆に、白米ならそれだけ多くの健康的な野菜のおかずをつくらなければならないので、玄米の方が手っ取り早くて楽チンとも言えます。
普段はそんないい事づくめの玄米を食べながら、お酒や甘いもの、焼肉などの食べたいものを食べるときは思う存分楽しむ!!
それが結わえるが提案している「メリハリ寝かせ玄米生活」なのだとか。
色々とお話を聞いて改めて考えてみると、いかに「カロリー」が無意味な指標で、今当たり前のように言われているダイエット方法が短絡的なものかがよくわかります。
食べたいものを我慢して一時的に痩せても、代謝が落ちてリバウンドした上に肌荒れが悪化…なんて、何度そんな不毛なダイエットを繰り返してきたことか。
「私はお酒が大好きなので、飲み会がある日のお昼はおかずなしで玄米だけにしたりとメリハリをつけていますよ!」
と話す先生の肌のきれいさを見れば納得!かなり説得力があります!
玄米のよさを頭で理解した頃、ちょうど食べ比べようの玄米が炊き上がりました!
いよいよ寝かせ玄米の試食!
圧力鍋でもっちもち、寝かせて旨い、「寝かせ玄米」
待ちに待った玄米の食べ比べです!
食べ比べるのは4種類の炊き方の異なる玄米。
・土鍋
・炊飯器
・圧力鍋(炊きたてのもの)
・圧力鍋(保温して寝かせたもの)
まずは土鍋。見るからにポソポソ、パラパラした感じです。
炊飯器も同じくもちもち感は全くありませんでした。
一方圧力鍋はというと…
しゃもじでかき混ぜると土鍋や炊飯器のときとは違い、塊になってもっちりとしているのがわかります!
さらに、保温した「寝かせ玄米」はというと…
色がぜんぜん違う!!!
質感は炊きたて同様、もっちりとしていますが、色は褐色になっています。
テーブルごとに4種の玄米が配られ、食べ比べてみます!
やはり、土鍋と炊飯器は見るからにパサついていて、食べてみてもぼそぼそ感が…
まあ歯ごたえがあるのが好きという人も中にはいますが、私はこれを毎日食べろと言われたら不貞腐れてしまいそうな仕上がりです。
圧力鍋で炊いた玄米はというと、この粘り!そしてもちもち感!
保温した寝かせ玄米の方はもちもち感はもちろん、炊きたてよりも旨味を感じました。
参加されていた会場の方たちも、
「炊き方ひとつでこんなに違うなんて!」
と驚きながらも、その美味しさにモリモリと食べていらっしゃいました!
ごはんのお供の梅干しやふりかけ、お味噌汁もいただきましたがどれも美味しかった!
どれも無添加の食材や調味料を使ったものだそうです。
「玄米を食べたり食事を見直したら、最後は「うんち」もちゃんと見てくださいね。うんちは健康のバロメーターです!」
と、お土産にイラストの「うんちチャート」ももらいました。
普段私たちは、「ビタミン〇〇が美肌に効く!」「〇〇するだけダイエット!」といった言葉に惑わされがちですが、全ては健康の土台あってこそ。健康も美容も全部繋がっているのだと気付かされた2時間でした。
炊き方教室のお知らせは、結わえるのHPで随時更新されているので、参加されたい方はチェックしてみてください!