【二十四節気の一汁】立秋「ゴーヤーと豚肉の味噌汁」
カレンダーで時おり見かける、立春や冬至といった季節の変わり目。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれ、太陽の動きをもとに、春夏秋冬をさらに6分割した期間です。
その時期ごとに食べると縁起がいいものや、季節の変わり目にとりたい食材のヒントが隠れていたり。この連載では、寝かせ玄米によく合う一汁を、二十四節気の移り変わりとともにご紹介していきます。
■TOPICS
・立秋(りっしゅう)
・立秋の過ごしかた
・立秋に旬をむかえる食材
・立秋の一汁レシピ「ゴーヤーと豚肉の味噌汁」
立秋(りっしゅう)
毎日30℃越えの厳しい暑さが続きますが、暑さのピークを超えるまでもう少し。
まもなく秋の入り口となる節気「立秋」がやってきます。
2019年の立秋は8月8日から8月22日までの期間にあたります。例年のデータによると、暑さの峠を越すのは大体この立秋の期間。夏が始まったばかりなのにもう秋?と思われるかもしれませんが、暦上では暑さの峠を越した頃を秋の始まりとしています。
立秋の過ごしかた
立秋の日を過ぎても続く暑さのことを「残暑」といい、8月8日以降は暑中見舞いではなく、残暑見舞いを出します。
残暑が続いて疲れが溜まってくると、冷たいものばかり食べたり飲んでしまいがち。
アイスや冷たいドリンクなどを楽しむ分にはいいですが、とり過ぎは胃の働きを悪くし、不調がさらに悪化する可能性も。
また、そうめんやアイスなどは冷たいからダメという理由だけではなく、これらの食品の栄養価は糖質がメインで、ビタミンなどの他の栄養素が乏しいのがネック。糖質がエネルギーに変わる際に必要なビタミンB群がどんどん消費され、うまくエネルギーに変換されず、けだるさや体力減退などの不調が現れることも。
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1は、玄米や豆類、豚肉、などに含まれるので、これらの食品を積極的に摂るようにしましょう。
立秋に旬をむかえる食材
色々な野菜が年中手に入る今でも、暑い季節の野菜といえば「ゴーヤー」。
ゴーヤーには日焼けで不足しがちなビタミンCや、体を冷やすカリウムが比較的多く含まれるため、沖縄などの暑い地域でよく食べられています。
ゴーヤーといえば苦味が特徴ですが、この苦味には胃を刺激して、消化液の分泌を促してくれるため、夏バテ対策にもぴったりです。
おいしいゴーヤーの見分け方は、ずっしりと重みがあり、新鮮な緑色でつやっとして、いぼが細かくたくさんあるもの。
ゴーヤーのわたをとるときにはスプーンを使うと便利ですよ。
立秋の一汁「ゴーヤーと豚肉の味噌汁」
ゴーヤーといえば炒め物のゴーヤーチャンプルーが有名ですが、このチャンプルーの定番食材のゴーヤーと豚肉、豆腐の組み合わせでお味噌汁を。
寝かせ玄米と具だくさんのお味噌汁で、満足感のある一汁一飯に。夏場の体力作りにぴったり、ビタミンB1やタンパク質がたっぷり摂れます。
材料(4人分)
作り方
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01豆腐は半分に切り、キッチンペーパー2枚で包み、重し(平皿など)をのせて水切りする。
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02ゴーヤーは縦半分に切り、わたをとって3mm幅に切り、塩をかけて5分ほど置いてから水で洗い、水気を切る。
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03小鍋にごま油を引いて中火にかけ、豆腐を入れて表面にうっすら焼き目をつけたらヘラで崩す。
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04豚肉、ゴーヤーを入れて、豚肉の色が変わるまで炒める。
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05だしを加えて、ふつふつとしてきたらみそを溶き入れ、煮立つ直前で火を止めて完成。
食生活をととのえて残暑を乗り切りましょう
暑気払いといえば冷たいビール!というイメージがありますが、江戸時代の暑気払いには、漢方の視点からびわの葉を煎じたお茶がよく飲まれたそうです。
冷たいものばかり食べているな、と気づいたら温かいお味噌汁やお茶を飲んで、胃をやさしくいたわってあげてください。
残暑をどう過ごすで、食欲の秋も健康的に過ごすことができます。
次回の節気は、暑さがしだいに落ち着き、朝晩には心地よい温度を感じる節気「処暑」です。お楽しみに!