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【二十四節気の一汁】芒種「おくらとなめこのとろとろ味噌汁」
二十四節気の一汁

【二十四節気の一汁】芒種「おくらとなめこのとろとろ味噌汁」

カレンダーで時おり見かける、立春や冬至といった季節の変わり目。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と呼ばれ、太陽の動きをもとに、春夏秋冬をさらに6分割した期間です。
その時期ごとに食べると縁起がいいものや、季節の変わり目にとりたい食材のヒントが隠れていたり。

この連載では、寝かせ玄米によく合う一汁を、二十四節気の移り変わりとともにご紹介していきます。

■TOPICS

・芒種(ぼうしゅ)
・芒種の過ごしかた
・芒種に旬をむかえる食材
・芒種の一汁レシピ「おくらとなめこのとろとろ味噌汁」

芒種(ぼうしゅ)


全国的に、くもりや雨の日が続くようになり、
二十四節気の変わり目では「芒種(ぼうしゅ)」の節気に入りました。
2019年の芒種は6月6日から6月21日までの期間にあたります。
芒は稲や麦などの穂先のことで、麦の刈り入れや稲の根付けにあたる時期だったことが由来とされています。

芒種の過ごしかた

沖縄では、小満から芒種にかけて雨が多いことから梅雨を表す「小満芒種(スーマンボースー)」という言葉もあります。

芒種の時期には、全国的にも雨が多くなるので出かけるのが億劫になり、憂うつな季節でもありますね。

一方、紫陽花の見頃を迎える時期であったり昔から芸事を始めるにはいい時期とされ、6月6日は楽器の日や邦楽の日、いけばなの日などに制定されています。

休みの日も家で過ごすことが増える時期、何か新しい趣味を始めるのもいいかもしれませんね。

芒種に旬をむかえる食材

この時期、オクラやトマト、きゅうり、なすなどの夏野菜が旬を迎えます。

夏野菜にはカリウムが多く含まれ、余分な塩分とともに体の中に溜め込んだ水分を体の外に排出して、むくみを和らげたり、体内にこもった熱を放熱してくれます。

今回はその夏野菜の中から、オクラを使ったお味噌汁のご紹介。
オクラにはカリウムの他に、マグネシウムも豊富に含まれます。

梅雨の時期、低気圧によるむくみや頭痛などの不調に悩まされる方も少なくありません。
この頭痛は気圧の変化による自律神経の乱れや、血圧の変化によって起こりますが、マグネシウムには脳の興奮状態を鎮め、血圧を安定させる作用があります。

また、玄米にもマグネシウムが豊富に含まれています。
味噌汁と寝かせ玄米で、体調をくずしがちなこの時期を元気に乗り越えましょう。

 

芒種の一汁「おくらとなめこのとろとろ味噌汁」


季節のオクラとみょうがを使った、とろみのある味噌汁。
オクラやなめこなどのネバネバ成分は胃の粘膜を保護して、胃の働きをサポートしてくれます。
旬のみょうがのさっぱりとした香りも加わって暑さと湿気で食欲が落ちがちなこの時期にぴったりです。

材料(2人分)

おくら
3本
なめこ
1袋
みょうが
1本
だし汁
300ml
ごま油
小さじ1
だし汁
350ml
味噌
大さじ1

作り方

  • 01おくらは塩(分量外)でこすって繊維を取り除いたら水で洗い、水けをきって5mm幅に輪切りにする。みょうがは縦半分に切り、ななめ薄切りにする。
  • 02なめこはさっと水洗いし、ざるにあげる。
  • 03鍋にだし汁を入れて中火にかけ、おくらとなめこを入れて煮たってきたら、火を止めてみそを溶き入れる。
  • 04みょうがを入れて再度火にかけ、煮立つ直前で火を止めて完成。

季節の味噌汁と寝かせ玄米で体をいたわって

天気がぐずついて、体調面でも気持ちの面でも
不調に陥りやすい時期です。

栄養の詰まった旬の食材で作る、温かいお味噌汁と寝かせ玄米で体をいたわってあげましょう。

次回の節気は、1年のうちで昼が最も長くなる節気「夏至」です。お楽しみに!

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750(税込)

コラム製作 管理栄養士 北田

管理栄養士ライター、ファスティングマイスター。 旅行が趣味で国内・海外とよく旅に出てはおいしいものを食べ歩いているが、いつまでもおいしいものを食べるための健康づくりに、普段は玄米食でメリハリをつけている。
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