痩せやすい美容体を作る!「ヒートショック・プロテイン入浴法」
毎年ワクワクしすぎて新年の福袋に案の定振り回される年明け。
こんにちは! 栄養士の梅田です。
冬も本番真っ只中。
寒い日はあったかいお風呂に入るのが最高に気持ちいいですね。
湯船に浸かることは、代謝を上げたり老廃物を出したりといいことが多いと言われています。でも、ただ湯船に浸かればいいってもんじゃありません。お湯の温度や浸かる時間でその効果が大きく左右されます。
今回は、お風呂に入るだけで痩せやすい美容体をゲットする入浴法「ヒートショックプロテイン入浴」をご紹介します。
■TOPICS
・ヒートショック・プロテインとは?
・ヒートショック・プロテイン入浴法
・ヒートショック・プロテイン入浴は毎日しないとダメ?
ヒートショック・プロテインとは?
ヒートショックと聞くと、なんだか体に悪影響…?と思いがちですが、この「ヒートショック・プロテイン」というのは細胞内の傷ついたタンパク質を修復し、またその損傷を防ぐ成分のこと。
肌を作っているのもタンパク質。このヒートショック・プロテインを体内に増やすことで、美肌効果だけでなく、自律神経を整えて睡眠を安定させたり、自己回復がUPするので免疫を高めたりする効果も期待できると言われているのです。
また、ヒートショック・プロテインは、熱刺激によって誘導されることがわかっています。熱めのお湯や温風などを浴びることで、そのストレスを退治しようとして増えていきます。
そこで注目を浴びているのが、「お風呂」。運動やジム通いなど特別に時間を取らずとも、私たちが普段の生活スタイルで毎日行っているお風呂で、このヒートショック・プロテインが増えるなんてなんとも画期的ではありませんか!
ヒートショック・プロテイン入浴法
ヒートショック・プロテインが増える温度帯は体温が38度以上になったときです。その38度以上の体温を15分〜20分維持することでヒートショック・プロテインの効果が発揮されます。
おすすめ湯船の温度は40度〜42度。
40度であれば15分程度。42度であれば10分程度の入浴がおすすめです。
お湯は常に一定の温度に保つと良いです。
蓋をしたり追い焚きをしてお湯が冷めないようにしましょう。
お風呂で体温を上げたら、次はその体温を維持です。お風呂から上がったら体を冷やさないようにタオルを巻いたり靴下を履いたりして温度を保ちましょう。
※いきなり熱いお湯に浸かると、血管収縮が起きて危険です。ある程度体の冷えが引いた後に入る、また入る前に水分補給をしっかり行い、長時間の入浴は避けてください。
ヒートショック・プロテイン入浴は毎日しないとダメ?
ヒートショック・プロテインの増加には、熱によるストレスが関係します。やりすぎて免疫がつきすぎると効果が薄れてしまう可能性も考えられるので、週1.2回の頻度をおすすめします。
このヒートショック・プロテインは元々私たちの体の中にある成分ですが、年齢とともに減っていきます。
せっかくお湯に浸かるなら、美容健康体に近づく入浴法で、周りと差をつけちゃいましょう!