胃腸にやさしいスパイス玄米レシピ
外の散歩が気持ちのいい秋がやって来ました。食のシーンでは、風物詩の秋刀魚や柿や梨などの果物が美味しい旬を迎え、少し肌寒くなることも後押しして食欲が増すと言われていますね。そんな時期にぴったり、消化を促してくれる胃腸にやさしいスパイスをご紹介します。
胃腸にやさしいスパイス
スパイスというと真っ赤で辛みのある唐辛子をすぐに思い浮かべるかもしれませんが、辛みの少ないスパイスも数多くあり、香り付けや魚や肉の臭み消しなどに使われたり、スパイスの本場インドやスリランカでは体調を整えるためにも利用されます。
今回は季節の変わり目に不調を起こしやすい消化器系にやさしい、健胃・整腸効果のあるスパイスを2つご紹介します。
クミン
馴染みのあるカレーの香りです。消化促進やお腹に溜まったガスの排出、デトックス作用などが期待されています。カレーだけでなく、スープやお味噌汁などに入れて少しカレー風味に香り付けするのもおすすめです。
コリアンダー
レモンのような爽やかな香りがします。インドなどでは古くから胃もたれや便秘・下痢などの時に飲用されており、胃腸を整える効果が期待できます。爽やかな香りは和食とも相性よく、焼き魚や酢の物に使ったり、手軽なのは紅茶や水にさっと振り入れてもおいしく取り入れられます。
最後にクミンとコリアンダーを使ったチリコンカンのレシピをご紹介します。
胃腸にやさしいスパイス香るチリコンカン
胃腸にやさしく仕上げるため、刺激の強いチリパウダーは不使用でスパイスの華やかな香りで仕上げたチリコンカン。トッピング野菜を混ぜながら食べるのがおすすめです。玄米ご飯との相性もよく、野菜や豆をおいしく摂れるので我が家では定番メニューです。
作り方
01 | 玉ねぎ・ニンニクはみじん切りに、ミックスビーンズは水気を切る。
02 | フライパンにオリーブオイルを入れて弱火にかけ、玉ねぎ・ニンニクを加えて炒め香りが立ってきたら、ひき肉をほぐしながら加えて炒める。
03 | ひき肉の色が茶色に変わったら、ミックスビーンズとAの材料を全てフライパンに入れて木べらなどで混ぜ、蓋をして時々かき混ぜながら弱火で20〜30分ほど煮込む。
04 | 煮込んでいる間にトッピングの野菜マリネを作る。きゅうりと赤玉ねぎは5mm角に切ってボウルなどに入れる。バジリを細かく手でちぎり、レモンを絞り、塩を振って混ぜる。
05 |お皿に玄米ごはん、チリコンカンを盛り、トッピングを添えたら完成。
まとめ
食欲の秋とも言われ、おいしい味覚に溢れる収穫の季節です。
玄米は食べ応えがあり、よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止になります。また古くからクミンやコリアンダーなどのスパイスは胃腸を整えるためにも使われてきました。
玄米とスパイスで胃腸を整えながら、ぜひ旬の味を楽しみましょう。