上手な食事は健康や美容に効く
日々の食事でキレイをつくる!
食事の間隔を見直せば、新陳代謝がアップする
まず、みなさんは「食事と食事の間の時間」を考えたことがあるでしょうか? 時間になったから、習慣だから、決まり事だから…と、朝食・昼食・夕食を何気なく食べている方が大半だと思います。
毎日3食キッチリ食べている人は、常に胃腸が働いている状態ということになります。さらに、加工品や添加物の多い食事ばかり食べている人にいたっては、胃の消化・代謝が追いつかないうちにまた新しい食べ物が入ってきてしまうため、消化する胃腸や解毒する肝臓・すい臓が疲労困憊してしまいがち。すると体には老廃物や脂肪が溜まりやすくなり、肥満や病気につながっていきます。
自然界の長い歴史において、食べ物に困ったことの無い動物はいません。私たち人間も食べ物が豊富に余っている(といっても先進国だけですが)時代になったのは、最近50年くらいのことです。
つまり、体を空腹状態にして胃腸を休ませる時間をたくさんとることは「自然の摂理」であって、とても大切なことなのです。ではどのくらい休ませてあげれば消化・代謝に良いのか。実は1日最低10時間、理想は12時間くらい食べ物をいれない時間が必要なのです。
若々しさを保つには1日2食がベスト!
1日の中で10〜12時間も食べ物を食べないというのはなかなか難しいと思います。そこでオススメなのが「朝食を抜くこと」です。その間に内蔵は休まり、充分に回復することができます。本来の機能を取り戻すため、新陳代謝は活発になり、弱った部分の修復にも力を注げるようになります。
例えば昨晩22時に夕食を終えたとしても、朝食を抜いて翌日の正午まで食べなければ14時間空けたことになります。夕食が遅い人や、お酒を呑んだ次の日は、朝食を食べないほうが胃腸にも体にも良いことは間違いありません。
また、空腹時には体を若々しくしてくれる「成長ホルモン」が多く分泌されると言われています。胃腸をスッキリさせると同時に、若さも手に入れられる「朝食抜き&1日2食」美容法をぜひ試してみてください。
「よく噛む」習慣だけで痩せて健康に!
小さい頃から「よく噛んで食べましょう」と言われ続けてきたと思いますが、実際にひと口で何回噛んでいるか数えたことがありますか? ぜひ一度、普段の食事の際に数えてみてください。おそらく、ひと口で10回前後だと思います。
今の私たちの食事は白米・パン・麺など、あまり噛む必要のない食べやすく加工された食品が多く、どんどん噛む回数が減ってきている状態です。
では、なぜよく噛むことが良いのか。よく噛むことで食べ物が細かくなり胃腸の負担を減らすのはもちろん、消化液である唾液がたくさん出ることで消化を助けるほか、食べ物の殺菌作用にもなります。
また、噛むこと自体が運動になるので代謝がよくなる、食事の時間が長くなって食べ過ぎが防げる、満腹感が得やすい、などなどたくさんのメリットがあります。極端なことを言えば、今の生活を何ひとつ変えなくても「よく噛む」ことを意識するだけで、痩せて健康になるということは大いにあり得るのです。
ちなみに噛む回数の理想は最低でもひと口30回、普通で50回、理想は100回です。100階も噛むと食べ物はドロドロ液状になりますが、勝手に喉へ流れていくのでゴックンと飲み込む感覚がなくなります。最初は大変に思えますが、すぐに慣れて、逆に個体を飲み込む方が嫌な感覚になってくると思います。
健康になりたい、痩せたい、キレイになりたい!という人ほどよく噛みましょう。そんな時間はない!という人は、速く噛みましょう。