群言堂日記-11季節の変わり目に建具の入れ替え
新しい家は季節が変わってもエアコン一つで部屋の温度を調整できてしまうけれど、古い日本家屋を改築して暮らしている阿部家では季節ごとに建具を入れ替えます。
まずは建具の古い和紙を、濡れ雑巾できれいに剥がして、一度しっかりと乾かします。
乾いた建具に刷毛で糊をぺちぺち塗って、たわまないように注意しながら新しい和紙を貼っていきます。
しかし、貼り替えの済んだ建具をはめてみたら、ちょっと高さが足りない!そんな状況にもあっという間に対応してくれるのが楫谷さん(通称楫パパ)。
適当な幅の木材を打ち付けて丁度いい高さに調節してくれました。新しい家のアルミサッシではこうはいかないですよね・・・
季節ごとに衣替えするように建具を入れ替えて暖かく過ごす工夫や、少し調整すれば建具も使い回せたりと日本の文化は家の構造一つとっても色々な知恵が詰まっているのですね!