簡単便利に本格味!「出汁パック」活用のススメ
みなさんは「お出汁」をつくるとき、どのような方法でつくっていますか?
本来は、昆布やかつお節を使ってじっくり煮出したいものですが、なかなかそんな時間を取ることができない日もありますよね。
とはいっても、和食のベースとなる出汁は欠かせないもの。
昔は時間がないときは顆粒だし(化学調味料)を使っていましたが、健康や添加物のことを深く考えるようになってからは、そのような「だし調味料」を使うのも気が進まず・・・。
時間は無いけど、身体に悪いものはできるだけ取らずに美味しい料理をつくりたい!
そんなときは便利で美味しい「出汁パック」を活用しましょう。
《CONTENTS》
■「出汁パック」とは?
「出汁パック」とは、かつおや昆布、煮干しなどの出汁食材を細かく粉砕してパックに入れたもの。食材から出汁を取るよりも、パックを煮出すだけで簡単に素早く美味しいお出汁をつくることができます。
煮出してから使うもよし、もっと時短したい方は食材と一緒に煮てもよし、中身を取り出して使うもよし!
だし調味料と比べると味も別格で、ワンランク上の料理に仕上がります。
■「出汁パック」の種類と相性の良い料理
料理に合わせて、出汁を使い分けるとさらに◎
それぞれの出汁の特長と、その出汁におすすめの料理をご紹介します。
1.こんぶ出汁
用途:素材の味を引き出したいときに。
料理:煮物、おひたし、出汁まき卵、茶碗蒸し、炊き込みごはん
2. かつお出汁
用途:出汁が主役の料理に。
料理:みそ汁、すまし汁、めん類のつゆ
3.煮干し出汁
用途:汁ものにぴったり。
料理:みそ汁、すまし汁、めん類のつゆ
4. きのこ出汁(椎茸やまいたけなど)
用途:きのこの香りを活かしたいときに。
料理:煮物、炊き込みごはん、炒め物、汁物
5.野菜出汁
用途:和風だけでなく洋風のものにもぴったり
料理:みそ汁、ミネストローネ、ミルクスープなど和洋問わない様々なスープ
■「出汁パック」基本の煮出し方
「出汁パック」をより美味しく使うために、基本の煮出し方を確認しましょう。
煮出し方
1:鍋に水と出汁パックを入れて火にかけます。野菜出汁は、すぐに火にかけずに10分程度そのまま浸けてから火にかけると、よりしっかりお出汁が出ます。
2:沸騰したら、そのまま中火で2~3分(野菜出汁は5分程度)煮出します。
3:出汁パックを取り出してできあがり!
\澄んだきれいなお出汁をとることができました!/
■最後まで美味しく使い切る!出がらし活用レシピ
「出汁パック」の中身は乾物などを細かく粉砕したもの。出汁をつくった後も旨味は十分残っていますよ!
徹底的に出汁を楽しむ、出がらし活用レシピをご紹介します。
■最後に
今回は「出汁パック」にフォーカスしてご紹介しました。日本人は出汁の香りをかぐと、ほっとしますよね。
出汁パックを使い始め、わたしもその便利さと美味しさに感動して、今では必需品となりました。かつおと昆布のベーシックなものから、あごだしや野菜だけのものなど、さまざまなの食材の「出汁パック」が販売されているので、手軽に味の違いも楽しめます。
好みや料理に合わせて、いろいろな「出汁パック」を試してみたいですね!