食べすぎや胃腸疲れに。 寝かせ玄米で作る七草粥(七草がゆ)・小豆粥(小豆がゆ)・豆乳粥(豆乳がゆ)のご紹介
みなさん、明けましておめでとうございます。
年末からお正月にかけて、美味しいものを食べてリフレッシュ出来たでしょうか?
派手に呑み食いしたという方も、いつものように過ごしていたという方も、1年の始まりにお粥を食べ、365日稼働している胃腸を休めて健康的にスタートしませんか。
■TOPICS
・お粥(おかゆ)で消化器官を休めよう
・寝かせ玄米で作る玄米粥(玄米がゆ)
お粥(おかゆ)で消化器官を休めよう
お粥は体調を崩したり、風邪を引いた時に食べることが多いですが、身体を温めて消化器官に負担をかけずに栄養素を摂るために食されます。
正月開けに七草粥を食べる慣習がありますが、これも年末年始のごちそうで疲れた胃腸を休め、1年の無病息災の願いを込めて食べられてきました。
余計な調味料で味付けをしていないお粥は、普段外食や濃い味に慣れている人には少し物足りなく感じるかもしれませんが、ゆっくり食べてお米の甘み、素材の味を感じるよう味わうと味覚のリセットになります。
「素材の味をゆっくり味わうこと」で満足感を感じやすく、塩分のとり過ぎも防ぐことが出来るので、生活習慣病を予防するためにも大切なことです。
寝かせ玄米で作る玄米粥(玄米がゆ)
寝かせ玄米は玄米の栄養素を生かしたまま柔らかく炊かれているので、お粥にしても美味しくいただけます。玄米からお粥を炊こうとすると1時間ほどかかってしまいますが、今回は「寝かせ玄米ごはんパック」を使って、手軽に玄米粥を作れるレシピをご紹介したいと思います。
七草玄米粥(七草玄米がゆ)
七草は邪気を払うとされており、無病息災を祈って約1000年ほど前から食べられてきました。冬は青菜が少ない時期なので、貴重な七草の青菜からビタミンをとって、正月明けの疲れた胃腸を養生するためです。
お正月が開けた1月7日に「七草粥」を食べる慣習があり、年明けになるとスーパーなどで七草セットが手に入るようになります。
青菜は下茹でをしてアクをとってからお粥に加えます。
寝かせ玄米は、デトックスや美肌にいいとされる「はと麦」をブレンドしたものが特におすすめです。(もちろん他のものでもOK)
材料(2人分)
作り方
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01すずな(かぶ)とすずしろ(大根)の実の部分を食べやすい大きさに切って、薄くきる。
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02七草の青菜(葉っぱ)のものを全て茹でていく。鍋に湯を沸かして塩小さじ1を入れ、青菜をさっと茹でる。冷水にとって水気を絞ったら細かく刻む。
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03鍋に分量の水を入れ、〈01〉を加えて中火にかける。沸騰したら、温めた寝かせ玄米をほぐしながら加え、とろみが出るまで3〜5分ほど弱火で煮る。
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04火を止めて、塩と〈02〉の青菜を加えて混ぜたら完成。
小豆玄米粥(小豆玄米がゆ)
1月15日には家庭内で行われる“小正月”の行事があり、15日の朝に「小豆粥」を食べて無病息災・豊作を祈り、しめ縄などの正月飾りはこの日に燃やしていました。
なぜ小豆かというと、古くから小豆の赤色が邪気を払うとされているからです。
寝かせ玄米は「小豆ブレンド」を使います。
材料(1人分)
作り方
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01小鍋に分量の水を入れてお湯を沸かし、温めた寝かせ玄米をほぐしながら加え、とろみが出るまで3〜5分ほど弱火で煮る。
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02器に盛り、お好みで黒ごま塩を振って完成。
豆乳玄米粥(豆乳玄米がゆ)
普段の朝ごはんや夕食が遅くなった時に、お腹に優しく、満足感のある台湾風の「豆乳粥」です。寝かせ玄米は豆乳と相性のいい「大豆ブレンド」をチョイス。
材料(1人分)
作り方
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01ザーサイは細かく刻む。
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02鍋にだし・桜えびを入れて火にかけ、沸騰したら温めた寝かせ玄米をほぐしながら加え、とろみが出るまで3分ほど弱火で煮る。
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03豆乳を入れてふつふつとしてきたら、Aを加えてさっと混ぜたら火を止める。
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04器に盛り、ザーサイ・ねぎを添えて、ごま油を回しかけたら完成。
柔らかく炊いたお粥は胃腸を休めたい時にぴったりです。体調を崩した時だけでなく、体調を崩す前の体の養生に、日常的にとりいれていただくのもいいと思います。
お粥は出来立てが一番美味しいです。出来立て、ほかほかのお粥で身体を労りましょう。