夏バテ対策におすすめ梅レシピ
ぎらぎらと照りつける太陽に遠くに見える入道雲、夏の虫の声が響き渡り、外には夏風景が広がっています。
夏真っ盛り、そんな天気が続いていますが、厳しい暑さで体調をくずされてはいないでしょうか。
今回の記事は夏バテ対策と食欲が落ちる夏にぴったりの梅レシピをご紹介します。
夏バテの原因とは?
この時期に「食欲がない」「体がだるい」、そんな症状に悩まされる方は夏バテの状態かもしれません。
温度や湿度の急激な気候の変化、冷房の効かせすぎや睡眠不足による自律神経の乱れなどが原因と考えられます。
<夏バテになりやすいかチェック>
夏バテの原因となる生活習慣がないか、普段何気なく過ごしている自分の生活を確認してみましょう!
次の項目にチェックが多くなるほど、夏バテになりやすいと言えます。
□ 冷房の設定温度が25度以下になっている
□ 1日のうちで冷房のきいた屋内と屋外をなんども行き来する
□ キンキンに冷えた飲み物や氷を入れてドリンクを飲むことが多い
□ そうめんや冷麺など冷たい食べ物を食べることが多い
□ 日常的に運動をしない、運動不足である
□ 睡眠不足である
□ 遅寝・遅起きである
夏バテにならないために
冷房を効かせすぎない
2020年に引き続き、今年もステイホームな夏になりそうですが、冷房で部屋を冷やしすぎてはいませんか?目安として、冷房の設定温度は26〜28℃くらいにしておくといいでしょう。
普段冷房の設定温度が低い人にとっては物足りないかもしれませんが、それは体の体温調節の働きがうまく機能していないからかもしれません。私たちの体には元々、自律神経によって外界の温度に合わせて体温調節を行う機能が備わっています。冷房に頼りすぎないように体調を整えていきましょう。
適度な運動やストレッチを行って発汗を行う
本来、私たちの体は汗をかいて皮膚の表面温度を下げて体内の熱を外に逃します。実際に汗をかくと分かりますが、皮膚の表面がひんやりするのを感じられます。しかし冷房がきいた部屋に一日中いると、夏なのに汗をかく機会が無くなります。
外が暑いからと運動をしないのではなく、早朝や夕方以降の涼しい時間帯にウォーキングに出たり、室内での筋トレやストレッチなどでも構いません。汗をかくことで本来備わっている体温調節機能を働かせることができます。血流を良くし、ストレス発散になることで自律神経も整っていきます。こまめな水分補給は忘れずに、適度な運動を心がけるといいでしょう。
睡眠の質を上げる工夫を
寝苦しい夏の夜は寝つけなかったり、逆に冷房で部屋が冷えすぎていたり、エアコンの風が直接当たることも睡眠の質を下げる要因になります。陽が沈むのが遅いので生活リズムも乱れやすく、いつもより遅い時間に寝床に入る人も増えるのではないでしょうか。
睡眠の質を高めるために、冷房温度は26〜28℃に設定、寝る30分前にはスマホを見ないようにする、早寝早起きをする、などを心がけるといいですね。
精製度の低い主食の食品を選ぶ
夏に食べたくなる食べ物といえば、アイスクリームやそうめんなど、精製された糖質がメインの食品です。このような精製度の高い食品ばかりを食べているとビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しやすく、栄養素が偏ることで体力や免疫力が下がってしまいます。
野菜やタンパク質源と一緒に食べるようにしたり、また主食を玄米やそばなど精製度が低いものを選ぶことで、ビタミンやミネラルもとれるようになります。
食欲アップに香味野菜や酸味を活用する
食欲がわかない時には、香味野菜や酸味を利用するといいでしょう。
しそや生姜、ねぎなどの香味野菜、梅干しやレモンなどの酸味のある食材で、唾液や胃酸の分泌を促して消化をサポートしてくれます。
それでは、夏の食欲不振にぴったりの梅干しを使ったレシピをご紹介します。
夏バテにぴったり梅レシピ
梅しらす玄米チャーハン
栄養素をバランスよく含む玄米を使った、梅干しのチャーハン。しょうがに長ネギ、みつばなど香味野菜を組み合わせて食欲アップ。
作り方
01 | しょうがと長ねぎはみじん切りに、みつばは2cm幅にカット、梅干しは種をのぞいて細かく刻む。
02 | フライパンにごま油を入れて、しょうがと長ねぎを加えて香りが立ってきたら、玄米ごはんを加えてほぐしながら炒める。
03 | 梅干し、みつば、しらすを加えてさっと炒め、味をみて塩・こしょうで調えたら完成。
トマトと梅のすり流し
まるごとトマトの栄養素が詰まったすり流し。さわやかな飲み心地で、暑さでほてった体をリフレッシュ。
トマトの酸味と梅干しの香りで食欲がわいてきます。温かいままでも、冷たくしてもおいしく召し上がっていただけます。
作り方
01 | トマトは半分にカットしてヘタをとる。梅干しは種を取りのぞく。
02 | 小鍋にトマト、水、白だしを入れて蓋をして火にかけ、弱火で10分間加熱する。
03 | ミキサーにかける。※冷やして召し上がる場合は、粗熱をとった後に冷蔵庫で冷やす。
04 | みょうがは小口切り、大葉は千切りにする。汁椀にすり流しをそそぎ、みょうがと大葉を添えて完成。
まとめ
まだまだ厳しい暑さが続きます。
夏を元気に過ごすためにも、食生活や運動習慣を見直して夏バテに備えましょう。
食欲が落ちたときには、梅干しや香味野菜などを料理に加えてみてください。
爽やかな香りで食欲がわき、胃腸の働きを元気にしてくれます。