わたしの「七号食」
私は1年に3〜4回、年末年始明け、旅行明け、食べ過ぎたかなと感じた時などに、10日間「寝かせ玄米」だけを食べる『七号食』を行なって3年目ほどになります。
【七号食がわたしの食生活を一変!】
よく、「玄米だけでお腹空きませんか?」「ストイックですね」と言われますが、「寝かせ玄米」をお腹いっぱい食べる事が出来ますので、他のジュースクレンズや、断食と違って、それほど苦になりません。それに、「寝かせ玄米」はとにかく美味しいですからね!
私が『七号食』を初めて体験した時には、「食」の概念を覆すほど、さまざまな発見がありました。「寝かせ玄米をお茶碗一杯食べているだけなのに、体力に支障なく生きていけるんだ!」ということ。それに、いつも食べている時間にお腹が空かない。「私たちは、ほとんど無意識のまま、時間になったら自動的に食べているだけなんだ」と。
また、七号食中は、お腹は満たされているのに「何かしょっぱいもの/甘いもの・・・」と、味覚が恋しくなります。体が欲しているというよりは「心が欲している」ということにも気づかされます。「食は体を作るもの。無意識に食べていて良いのだろうか?」そんな、「生きることと食べること」について、深く考えさせられる、まさに運命の10日間。
もちろん、はじめの興味は「絶大なダイエット効果」。私は、はじめての七号食の時で、体重ー2kg/体脂肪ー3.6%でした。通常食に戻ってからも、他のダイエットと違い、リバウンドしないのも魅力の一つ。何度か体験しているうちに、体重はほぼ安定してしまったので、今回の10日間では、体重ー0.7kg/体脂肪ー4.6%という結果でした。これはあくまで結果で、私にとっての七号食は他に意味があるから続けています。
【七号食でこんなに良いこと】
◉お腹がぺったんこになるので、どれが筋肉で、どれが脂肪か、はっきり分かります(笑)
◉質の良い無農薬の玄米を買っても、余計な食材を買う必要がないので、家計も大助かり。
◉味覚が敏感になるので、無添加調味料を使用するようになり、料理も極めてシンプルになりました。簡単レシピでご飯を済ませる事ができるようになると、頭の中でぐるぐるしている「今日は何作ろう?」から解放されます。その分、自分時間も増えて、本を読んだり、勉強したり、家族でゆったりとする時間も増え、暮らしが充実します!
◉「痛み」から解放されます!腰痛、首肩こり、様々な体の不調がピタリと止まる!これは、初回から感じたことです。七号食のポイントは「余計なものを食べないこと」だと思います。添加物や砂糖、刺激物から解放された体が、自然治癒力を活性化してくれます。
◉柔軟性がアップ!毎日のヨガの練習で感じるのは、筋肉の柔らかさ。体が痛くないので、その分よくストレッチできるんです!
◉体温が上がった!今回の七号食中初めての発見!基礎体温が上がりました。わたしの好きな生野菜や南国フルーツ・スイーツは基本的に体を冷やす食べ物。それらを抜いたことによって体温もアップ!低体温だと思っていたのに、自分の好物が影響していたなんて大発見です。
【成功へのヒント】
①スタート前にスケジュールをしっかり立てる。外食の予定、仕事の飲み会や家族の記念日がある日を避ける。
②梅干し・甘酒は常備しておく!(ヨガの生徒さんでも実践された方がいますが、聞けばめまいがするとのこと。梅干しを食べてもらったところ回復しました。汗をかくスポーツをされる方は要注意です!)
③美味しいお茶を準備しておく!ルールは「ノンカフェイン」。普段はこだわらないお茶に凝ってみると、寝かせ玄米がさらに美味しくなります。
③アレンジレシピを何パターンか持っておくと飽きずに美味しく過ごせますよ!
④回復食はじっくり、念入りに!ここで早まると、体が悲鳴をあげます。わたしは回復食の時に、外食せざるを得なくなり、かけ蕎麦を食べたところ、顔や足がむくんでとても大変でした。スープの塩分に体が正直に反応したのでしょうね。勉強になる体験でした。
【アレンジレシピ】
▲おこげが美味しい焼きおにぎり
表面のカリカリ感で、噛む回数がさらに増え、満足感がパワーアップ!
▲お粥+美味しいお茶
七号食中はお茶にこだわります。ノンカフェインならOKなので、ほうじ茶、マテ茶、びわ茶、黒豆茶などなど、、、少し贅沢なお茶を準備すると良いですよ!
▲焼くだけ玄米餅
玄米餅は常備しておくと便利!時間のないときでもパクッと食べられます。白ごま塩でいただくのが大好物♡
▲玄米甘酒のほっこりお粥
いよいよ甘いものを欲したら、「飲む点滴」甘酒の登場です。七号食中、便秘気味になることもあるので、やさしい甘さと消化の良い寝かせ玄米レシピです。「ちょっとだるいな」「眠いな」そんなふうに感じた時にもどうぞ。
▲玄米甘酒おしるこ
いよいよスイーツを欲したら、カリっと焼いた玄米餅を甘酒に浮かべて召し上がれ。心がくじけそうなときにぜひ!
人生のうちのたった10日。自分が何をどのように食べているか、気にしてみる機会も持つのもいいのでは?
くれぐれも年末年始は避け、ご家族と楽しく美味しくお過ごしくださいね!