【ぬか漬け漬かりました】変わり種食材いろいろ!あれこれ漬けてぬか床ライフを楽しもう!
ごはんとしてだけでなく、呑んべえならではの「ツマミとして酒が進むか」も重視したレシピをご紹介!
ぬか床を仕込んで約1ヶ月!
しっかり乳酸発酵して、塩味と酸味、そして旨味のバランスのよいぬか床に育ってくれました…!
【ツマめしレシピ】12|【ぬか漬けはじめました】だしパックでつくる、簡単ぬか漬け。
定番のきゅうりやナスなどももちろん美味しいですが、せっかくぬか床を作ったのだから、色々な食材に挑戦してみませんか?飽きずに毎日食べられれば、乳酸菌の力で腸内環境も整って、腸美人に!!
ということで、今回はぬか漬けにしたら美味しい意外な野菜や食材をご紹介!
その前にぬか漬けを漬ける時のポイントをいくつかお伝えすると…
Point1|野菜は塩もみしてから漬ける。
そうすることで、早く漬かるし、ぬか床が水っぽくなったり塩分が足りなくなるのを防ぐことができます。ただし、中には塩もみのいらない食材や、下ゆでなどが必要な場合、肉や魚など直に漬けるとぬか床が痛んでしまうものは、ぬかを分けて塗ったりする必要があるので、都度確認するようにしましょう。
Point2|野菜を取り出す時についでに手でぬか床を混ぜる。
ぬか床は混ぜるのが手間と言われますが、食べる時にささっとやってしまえばいいのです。そして、「素手で」混ぜるのが大事。このことについては、また次回ご説明します。
Point3|食べる直前にぬか床から出して洗う。
洗って時間の経ったぬか漬けは水っぽくて美味しくなくなってしまいます。食べる前に洗って切るようにしましょう。
Point4|漬け時間を逆算して漬ける
ぬか漬けはうっかりすると漬かりすぎてしまうことがあるし、食べる直前に取り出すことを考えると逆算してちょうどよく漬かるように調整する必要があります。ご紹介する漬け時間は常温(25℃前後)の場合ですので、漬かりが浅いと感じたら、漬け時間を長くしたり、1日以上取り出せないときは冷蔵庫に入れるなど調整してみてください。
※ただし、ぬか床の中の菌に元気に活動してもらうためには基本的に常温保存がオススメです。
ズッキーニ
漬け時間|12時間程度
ぬか漬けの定番といったらきゅうり!他にも白瓜など、ウリ科の食材はぬか漬けとの相性が良いですが、加熱して食べることの多いズッキーニも、ぬか漬けにして美味しい食材です!
きゅうりよりも身が詰まって、食感はシャキシャキとした感じ。
わたしはきゅうりよりズッキーニ派です!
・縦半分に切り、軽く塩もみしてからぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
パプリカ
漬け時間|6時間程度
ぬか漬けは野菜の色が悪くなってしまいがちですが、パプリカは漬けても色が鮮やかなまま!眩しいばかりの赤色を保っています…!
食感も程よくしんなり、シャキシャキ感も残って美味しいです。乳酸菌の酸味はお酢とは違った酸味なので、ピクルスとはまた違った味わいが楽しめます。
すぐ漬かるので、お休みの日などはお昼にぬか床に仕込んで夜には食べられるのもうれしいです!
・縦半分に切り、種を取って、軽く塩もみしてからぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
アスパラガス
漬け時間|細め6時間・太め12時間程度
アスパラは普段生のまま食べませんが、漬けるときは生のままで。ナスもそうですが、普段は火を通して食べる食材を生のまま食べられて、野菜の酵素も摂れるのもぬか漬けの魅力です。
・生のまま切らずにぬか床へ。軽く塩もみしてからぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
オクラ
漬け時間|1日程度
オクラも生のままで。大きいオクラは筋っぽくなりがちなので、小ぶりで緑色の深いものを選ぶと美味しくたべられます!
・生のまま、切らずにぬか床へ。軽く塩もみしてからぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
ごぼう
漬け時間|1日程度
根菜は生のまま食べられるにんじんや大根をぬか漬けにするイメージですが、ごぼうも美味しく漬かってくれます。ただし、アクがあるので下茹でしてからぬか床へ。しっかりした歯ごたえと、ごぼうの風味に乳酸菌の酸味が合間って、新しい発見のある味わいです。
・皮を剥いて、太めなら5分、細めなら3分ほど茹でてからぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
アボカド
漬け時間|12時間程度
え!アボカドを漬物に!?
と最初は思いましたが、これが、すっっっごく美味しいのです。濃厚さが増して、チーズのような味わいに。漬けていると柔らかくなるので少し固めのものを選ぶのがコツ。色が茶色くなりがちですが、味わいには影響しないのでご安心を。ごはんはもちろん、ビールが死ぬほど進んでしまいます…美味しすぎて最近は常に常備しています。
・半分に切って皮をむき、種を取ったら、キッチンペーパーに巻いてぬか床へ。
・食べるときは洗わずに、そのまま切って食べる。
ゆで卵
漬け時間|12時間程度
ぬか漬けは野菜しか漬けてはいけないという決まりはありません。
一度卵を茹でなければなりませんが、この美味しさを知ってしまったらそんな手間なんてことないです!アボカド同様、濃厚なチーズのような味わいがクセになってついついお酒が…
そして、酸味が加わるせいか、マヨネーズをかけていないのにマヨネーズのような風味がするという不思議。一見ただのゆで卵ですが、よく見ると白身の水分が抜けてぎゅっと縮んでいるのがわかります。卵そのものの旨みも凝縮するのだと思います。
半日漬ければ、黄身の真ん中まで味が染み込んで、すっかり食べごろに!
・卵を固めの半熟か、固茹でに茹でて、ぬか床へ。
・食べるときはぬかは洗ってもいいですが、ぬかごと食べると栄養価UPでオススメ。
番外編|ぬか床ドレッシング
ぬか床の発酵具合、塩加減を確認するためにぬか床そのものを少し食べるのですが、
「なんか、ぬか床がそもそも美味しい!!!」
ぬかの香ばしさや、乳酸発酵の酸味、そして昆布や煮干しを固形のままではなく、だしパックという粉末状になった状態で入れていることもあってか、ぬか床そのものが美味しいのです。
そこで作ったのがなんと「ぬか床ドレッシング」。
・ぬか床 … 大さじ2
・マヨネーズ … 大さじ2
・レモン汁 … 大さじ1
・はちみつ … 少々
を混ぜるだけ!
濃厚なのでディップのようにして野菜につけてもいいですし、マグロなどのお刺身にかけても美味しいです。美味しいだけでなく、ぬかにはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれているので、健康効果も!
代謝を助けて太りにくい体づくりに役立ったり、乳酸菌+ぬかの栄養で美肌効果倍増だったりと、いいことずくめで、呑んべえの免罪符には持ってこいなのです…
次回は、「なかなかぬか床が美味しく仕上がらないな〜」という方向けに、ぬか床のお手入れのコツをお伝えします!
次回「ぬか床の手入れのコツ」
おいしいぬか床ライフにおすすめ
あと一歩、旨みが足りない?
不味くはないけど、美味しくもない…
というなんとも言えない残念な仕上がりに困っている方には、旨み成分の出るものを足すことおすすめします。通常は煮干しなどを個別に入れるのですが、合わせだしのパックなら袋を破いて入れるだけで椎茸や鰹節、昆布など色々な食材の旨味がちょうどいい量足せて便利です。
足しぬかをしていくと、だしパックの割合も減ってくるのでタイミングを見て追加するようにしてください。
ただし、乾物とは言え動物性の食材をたくさん入れると腐敗の原因になることもあるので、入れすぎには注意です。